老眼は、眼の老化であるので根治は不可能で、完全な病態生理は未明です。
老眼の原因を科学的に大別すると、現状では以下の3つに大別する事が出来る。
- 毛様体筋の老化による、筋力の衰えに起因する調整力の低下
- 老化による、水晶体の硬化に起因する調整力の低下
- 加齢に起因する、視神経細胞数の減少
水晶体の屈折力を上げる場合(近見視)、毛様体は緊張しチン小帯が弛緩します。すると水晶体は自身の弾性により肥厚します。年を取ると、水晶体が硬くなり、筋力の低下した毛様体筋では
レンズを厚くするのに十分な緊張が出来なくなります。これが老眼です。
老眼への有効性について
毛様体筋の筋力を、老化により悪化した環境に抵抗出来る程度に強くすれば、ある程度の効果が期待出来る。これは、筋肉を運動させる事による効果である。
具体的には、Refresh Technology EW の電流パラメーターに於ける、振幅をやや強めにし、且つ、施術時間を40分~60分(通常は30分)にして、毛様体筋に負荷をかけ、運動させる。
当社内での実験に於いても、10人(男性、40~55歳)が5回~10回の施術を受け老眼鏡が不要になった被験者もいました。
参考資料
以下は、ES(Electrical Stimulation)によって毛様体筋の不随意運動が実行された結果、レンズ(水晶体)が肥厚した画像(超音波生体顕微鏡画像)である。
ESにより、調整力が改善した事を表している。